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独語、多弁のあるご利用者様のケース【ミッケル研修ケア実践】




ミッケルアート認定研修を受講された介護スタッフ様の取組みやご利用者様の改善事例をご紹介します。 今回は独語・多弁の症状があるご利用者様に4ヶ月間ミッケルアートを実施し、改善した事例をご紹介します。



【ミッケルアート回想法】実施前の状況


デイサービスにおいて、独語・多弁の症状があるご利用者様にミッケルアート回想法を実施しました。​ 実施前はTVや他者の話を聞き、それについて自分の話を勝手に淡々と話しているということが目立っていました。また、ウトウトと居眠りするお姿も見られました。


事業所様の情報

  • 施設形態......​デイサービス(定員18名以下)

  • 認知症..........​アルツハイマー型認知症       脳血管性認知症


ミッケルアート回想法の具体的な取り組み



認定研修では、事業所様に3名のご利用者様に対して、周辺症状の変化を約4か月間記録して頂いています。


  • 実施期間......4ヶ月。

  • 注意した点...他の利用者様方との状況やバランスを考慮した。 話題や質問等で調整した。

  • 工夫した点...時々だが、絵の場面にあった歌を皆で考えて探し出し、一緒に歌ったりした。


【ミッケルアート回想法】実施後の改善結果



ミッケルアート回想法を通してコミュニケーションに変化が見られました。


ここでは、実施前・実施中・実施期間中にミッケルアートを実施しなかった時の変化を説明していきます。



コミュニケーションの変化

ミッケルアート実施前

・​独語、多弁があり、TVや他者の話を聞き、それについて自分の話を勝手に淡々と話しているということが目立っていました。

・ウトウトと居眠りが見られていました。

ミッケルアート実施期間中

​・多弁ではあるが、絵を見ながら、昔のことや思い出話など目的にあったお話を、楽しそうに話されていました。

​期間中ミッケルアートを実施していない日

​・ウトウトと居眠りをされていました。

・独語もみられ、そのお話が他の方との会話につながることも、時々ですが見られました。


ミッケルアート実施した職員様のご感想・気づき

単に「よく喋る人」と捉えがちでしたが、実際は『寂しさ』を隠す・ごまかす為に話すということもあるのだと考えさせられました。実際のところは本人にとってそうなのかはわかりませんが、ミッケルを通じてそう感じました。

ただ、多弁によって周囲との環境が悪くなってしまう危険性もあります。これらを注意しながら、本人の居心地が良い環境へとつなげていければと考えます。

周辺症状に大きな変化はありませんが、実施中の会話は、時々は浮いてしまうこともありましたが、本人なりに協調性をもって会話に参加されていたように感じます。





\もっと詳しく知りたい方はこちら/



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