認知症予防 「難聴の方の帰宅願望」の改善xinpainter2016年12月22日読了時間: 2分難聴で、視力の弱く、帰宅願望のある方が、 集中して活動に参加できるようになりました。 【 F様 女性 70代 】・介護度 : 3 ・認知症の種類 : アルツハイマー・認知症自立度 : Ⅲa・デイサービス ◼︎ミッケルアートの回想法を通じて F様は、耳が遠く、目が見えないため、不安な気持ちが強く、職員を「お願いします。」と呼び続ける様子がよく見られました。帰宅願望が強く、職員の声掛けに耳を貸して下さらない様子でした。そこで、ミッケルアートを週2回、20分程度行いました。開始から1ヶ月目は、 最初の頃は「お願いします。」と呼び続けていましたが、日が経つにつれて減ってきました。話しを始めると、昔の話しが上手に思い出せる様になり、やりたい事も生まれてきました。 開始から2、3ヶ月目には、隣のご利用者とお話するようになりました。 ◼︎周辺症状「無気力」の改善 ミッケルアートに参加する度に、不安や帰宅願望が強く無気力であったが、「目が良かったら編み物や仕事がしたい。涙がでるような話しをしてくれてありがとう。楽しいね。」という発言をされていました。次第に、職員の話しを聞いて下さる様になりました。 ★介護スタッフ様の感想 耳が遠く、目が見えない為、声と手に触れる物で判断されます。そのため、職員は、軽く体に触れながら優しく話しかけようにしました。また、他のご利用者とコミュニケーションがとりやすい環境作りを心がけ、これからもミッケルアートを取り入れ、よりよい認知症ケアを行っていきたいと思います。
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