昼夜逆転のある方が、
日中に活動的になり、良眠できるようになりました。
【 T様 男性 70代 】
・介護度 : 3
・認知症の種類 : アルツハイマー
・グループホーム
◼︎ミッケルアートの回想法を通じて
T様は、あまりご自分の過去は積極的にはお話にならない方です。習字が得意です。夜中に理由もなく起き出されるという状況がありました。
そこで、ミッケルアートを週2回、20分程度行いました。少しずつ絵に興味を示し、小学生時代のお話をされ、昔を回想する様子が見られ、開始から2、3ヶ月目には、学校の絵を見たことががきっかけで、他のご利用者の話に関心を示すようになりました。その後、他のご利用者とも馴染みの関係ができたことにより、他のレクリエーションにも積極的に参加されるようになりました。
◼︎周辺症状「昼夜逆転」の改善
ミッケルアートに参加する度に、日中の活動が増えました。物事に関心を示すようになり、「風呂に入りたい」など、ご自身の要望を介護スタッフに伝えてくださるようになりました。結果的に、夜間に活動することが少なくなり、昼夜逆転の改善、良眠に繋がっています。
★介護スタッフ様の感想
昼間に活動的な時間をつくることで、夜は睡眠をとる習慣ができるようになったと感じます。職員は、ご自分の言葉で思い出が語れる様に、ヒントを出し過ぎないように心がけました。 今後も、薬を使わない治療法のミッケルアートを行い、規則正しい生活習慣を心がけて行きます。