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【実践事例・山形】導入事業所様からのご要望

 介護老人保健施設様のヒアリング結果です。

 この老健では、A1サイズの大きなミッケルアート を導入して2年半が経ちます。

1 現状

 現在は、入所、通所、介護予防教室の3箇所で使用しています。

1ー1 入所での活用方法 

 廊下の壁面に絵を飾り、入居者様、ご家族様に見ていただいています。絵自体に力があるので、クイズがあるとちょっと安っぽくなってしまう印象を持ったため、あえて絵の横にクイズを貼っていません。特に、ご家族様からの評判がよく、他のフロアの絵も見て回るほど好評です。ご利用者自身も車椅子を漕ぎながら、全部の絵を見て回っています。

1−2 通所での活用方法

 ホワイトボートを使用しています。スタッフ1名は、ボードの横に立ち、もう1名はご利用者の中に入ります。ご利用者は15名程度参加されます。会話の見本は、スタッフの手元におき、会話をリードしています。また、机に広げてスタッフ1名、利用者4名で行うケースもあります。

1−3 介護予防教室での活用方法

 地域に住む70代の高齢者が中心にご参加されています。ここでは、ミッケルアート を机に広げて、参加者自身が司会進行役となり、会話をリードされています。自立支援が大切ですので、参加者自身にできること、次回までにやっていただきたいことを決めることを大切にしています。

2 課題やご要望

2−1 ミッケルアートの塗り絵が欲しい

老健なので、リハビリの視点から認知症予防に取り組むことを重視しています。

 そこで、手作業につなげる塗り絵があると大変嬉しいです。幼稚なものではなく、少しやりがいのある塗り絵。まさにミッケルアートをそのまま塗り絵にしたものがあると助かります。特に介護予防教室の方には、絵を模写する方もいらっしゃいます。そのような方にお渡しすれば、次回までにやってきてくださいとお土産になります。

2−2 実践事例集が欲しい

 おそらく各施設で困っていることは、「反応してくれない利用者様には、どのようにすれば反応してくれるか?」だと思います。そこで、

 ・こういう時はどうするの?

 ・実体験

 ・気づき、ヒント

 ・A3版の良い点悪い点

 ・どうアプローチしている

という疑問に対して、各施設なりに取り組んでいることを、「実践事例集(具体的な参考例)」のように方法論としてまとめていただければ、スタッフや認定士もそれを見ながら、具体的にアプローチすることができます。

 また、「このような事例を募集しています」と投げかけてみると良いのではないでしょうか。

 実際に使っていて、A3のミッケルアートの良し悪しはあると思います。そのような声を、ブログやミッケル通信に掲載していただければ、現場スタッフは喜ぶと思います。例えば、

 ・認知症の軽度、中度、重度の方への関わり方

 ・男性、女性、介護度の違い

 ・反応を示せるようになるには何分くらいやるのが平均など

4 弊社の対応

 貴重なご意見をいただきありがとうございます。これを踏まえて、弊社では、

 ・2018年5月中を目処に、実践事例集の作成する

 ・塗り絵1作品作成し、この老健様でテストを行う

ことに致します。

 弊社では、各事業所様の抱える課題をヒアリングしながら、引き続きより良い改良に取り組んで参ります。

☘追記 2018年5月17日

 塗り絵が完成したので、施設様でテスト開始いたしました。

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思い出をふり返ることは、 脳が活性化し、認知症予防に繋がります。

ミッケルアートは、 思い出話をきっかけにした認知症予防として多くの介護施設様で活用されています。

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