引用:http://www.rme-kaigo.jp/webdir/91.html
介護現場での問題や、現段階での国の方針、それに伴う弊社開発プログラム「ミッケルアート」は今後どのような展開していくのか、弊社独自の解釈を含んで全3回、お伝えしていきたいと思います。第1回目は、普段良く目にする介護用語についてです!
みなさんは【地域包括ケアシステム】【エビデンス】などの介護用語を説明することができますか?
詳しく聞かれると「なんだっけ?」とすぐに説明できない用語ってありますよね。そんな介護用語を弊社独自の目線でピックアップしてみました。 改めて一緒に見ていきましょう♪
◇自立支援
自立支援とは、読んで字の如く「自立に向けた支援」のことです。
ICF(国際生活機能分類)によると、
① 心身機能・構造
② 活動(生活、仕事など)
③ 参加(社会参加など)
の3分類に分けられています。
この中で、主に要介護認定の判断材料のなるのが①心身機能・構造です。つまり、 手足の動きや精神面、内臓、視覚・聴覚、触覚の構造などの要素に改善が見られると 要介護度改善となります。
◇要介護度の判定項目
要介護度は、以下の項目で評価されています。
・第1群 身体機能・起居動作
・第2群 生活機能
・第3群 認知機能
・第4群 精神・行動障害
・第5群社会生活への適応
・その他(過去14日間にうけた特別な医療について)
この認定調査員の評価をパソコンで自動集計した結果に医師による評価が加わり、要介護度が判定されてます。 (参照 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/000018092 6_4.pdf)
要介護度は1〜5段階あり、数字が大きいほど重くなります。要介護度によって、受けられるサービス内容や負担料金の上限などは、変わってきます。当然、要介護度が高ければ高いほど、介護保険費もかけられるので国としては、要介護度改善(=自立支援)を積極的に行い、国は歳出を抑える方向性で考えています。
◇地域包括ケアシステム
地域包括ケアシステムとは、家族・医療機関・地域住民など地域全体が連携して介護が必要な人をサポートしていくシステムのことです。今後、要介護度 1・2の人に対してはデイサービスなどの施設ではなく、地域でケアしていこうとすることが想定され、介護を必要とする人がどこにいても安心できるサービスを受けられるようにするものです。
要介護度 1・2の人は、介護度としては「低い(軽い)」のでは?と思われていますが、ケアが必要な方です。そうした方々が、デイサービスなどの施設利用が難しくなった場合、本当に地域でケアをしていくことはできるのでしょうか?
もちろん、こうした理想的な地域を築くにはお金も必要です。国は、介護保険料よりもこうしたシステムに費用を掛ける方向で考えています。その方が社会保障費を抑えられる仕組みであると考えられている為です。高齢者をはじめとするサポートを必要とする人(障害者・こども・妊婦さんなど含む)は、介護職や医療従事者の人に限らず「地域全体」で支えていくのです。
◇エビデンス
弊社のミッケルアートもそうですが「エビデンスがある」ということをよく耳にしませんか?エビデンスというのは直訳すると「根拠」です。
例えば、「うちの事業所で実施しているプログラムは良いですよ!」と言われても「どう良いのか?」とピンときませんよね。
そこを具体的に「○○の症状のある人には、● ●というプログラムを実施していて、このような改善が見られる」と説明できるものや、データ等で表すことのできる根拠を「エビデンス」と言います。
厚生省は、エビデンスのデータ収集・構築を行い、要介護度改善に向けたプログラムを実施している事業所を公開していく方針です。つまり、介護を受ける人やその家族はその情報により改善プログラムを実施している事業所を知ることができるのです。
いかがでしたか?
次回は第2回目は、施設側から見る【介護費用の抑制】についてお届けします。
ぜひご覧下さい♪
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思い出をふり返ることは、 脳が活性化し、認知症予防に繋がります。
ミッケルアートは、 思い出話をきっかけにした認知症予防として多くの介護施設様で活用されています。
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