ミッケルアート編集部のほっこり日誌をご覧いただき、ありがとうございます。
本日は、現在開発中のミッケルアートキッズ版についてご紹介させていただきます。
ミッケルアート キッズ版とは、「 子ども自ら考える力 」を育む教材です。
本教材では、「 安全・健康・ルール・マナー 」をテーマとして扱っており、絵を 見ながら「どうすることが一番良いのか」を子どもと保育者みんなでを考えます。
みんなで一緒に考え、意見を出し合う環境をつくることで、子どもたちは主体的に考えて行動する力を育むことを目指しています。
ミッケルアート キッズ版は、現在浜松市内3箇所のこども園でお試しして頂いております。 お試しセットをご使用いただいたこども園様からアンケートをいただきました。
正直、どのような感想をいただくか非常にドキドキでした。
頂いたアンケートに橋口の返信内容を添えて下記にご紹介いたします🍀
Q3.アートを使った時の子ども達の様子はいかがでしたか?
保育者A.絵を見ただけで、何が良くないか、何が違うか等、子供から話し始めていた。いろんな意見が出ていた。
橋口A.ありがとうございます。3、4歳では、簡単答えれる題材、5歳では、様々な視点で考えられる題材も良いなと考えております。 「どうして良くないんだろう?」友達同士、いろんな意見を聞き会える環境は、家庭ではない貴重な機会だと思います。引き続き意見があふれるアートに仕上げて参ります。
Q4.実際の保育に取り入れた際、「活用しやすい・活用しにくい・あったらいいな」と感じたアートを理由を含め教えてください。
・活用しやすいアートNo.:306
理由:ぱっと見て子どもがすぐに何が良いのか分かったようであったから。
・活用しにくいアートNo.:304
理由:2枚の絵が全く違うものだった為、見比べるのは難しかったかもしれない。 ・あったらいいいなと思ったアート:道路の渡り方、椅子の座り方
橋口A.すみません、、、たしかにこの準備運動の絵はわかりにくいですよね。プールのシーンにすればよかったと反省しております。 道路の渡り方、椅子の座り方、ここら辺は次回のアートに参考にさせて頂きます。貴重な意見をありがとうございます
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・活用しやすいアートNo.:205
理由:日々動物との関わり方を伝えることに難しさを感じる為
橋口A.ありがとうございます。最初はバッタにしようと思いましたが、娘の案でヒヨコちゃんになりまし た。〇〇先生のリクエスト次第では、バッタも作るかもしれませんので、宜しくお願いいたします。
Q5.保育者自身の気付きや、使用した感想、この教材に期待することなどをお聞かせください。
保育者A.301は園内だけではわからないものであったので、新しい事を知るいい機会であると思ったが、5歳は盲導犬や点字ブロックの存在を知らない子も多いかと思い、活用できなかった。
橋口A.ありがとうございます。盲導犬の絵は、私も自分の娘と話し合いながら作成致しました。園内ではないけれど、少しだけ身近なことを題材にするのはいいですね。参考にさせていただきます。
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保育者A.想像以上に子供から多くの気付きが言葉として出たことに驚いた。ルールや意図を理解していることがわかり、言葉では伝えられないが、視覚的に提示することで子供も分かりやすいのだと感じた。
橋口A.とても嬉しいです。視覚的に情報を捉え、考え、発語する、友達の発言が耳に入り、自然と考えが深まっていく、楽しいコミュニケーションツールを目指しております。子どもにとってわかりやすい題材、構図を検討して参ります。
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保育者A.普段の生活だけでなく災害時などのアートもあると助かります。
橋口A.ありがとうございます。災害時のアートは複数候補を検討中です。現在、〇〇先生に次回の題材を候補リストから選んでいただいておりますので、お伝えいただければ開発の参考にさせて頂きます。
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保育者A.絵で示すことで興味を持って考えることができていた。
橋口A.ありがとうございます。最初は子どもがリアクションしてくれるか心配でしたが、このようなご意見を頂けるとホッと致します。
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保育者A.”あっている””違っている”ではなく、子供が考え言葉にするということがとても良いと感じた。
橋口A.この言葉を拝見して、とてもありがたいと感じました。私は5歳の娘に色々と絵を見せて、娘は様々な絵の題材を提案してくれます。5歳は「2、3歳の子に優しくする絵が良い」など。
娘は色々な絵に見慣れてくると、「こっちは良い」「こっちは悪い」というように、即決するようになりました。これは少し違った視点を持たせたほうがいいと感じました。
例えば、泣いている子がいて、その子に「声をかける子」「かけない子」がいる絵があります。かけない子は、悪いのではなく、緊張しているかもしれません。そこで、「この子は緊張しているのかな」というと、「そうかもしてない、恥ずかしいかも」と相手の視点を考えるようになりました。
このように、発達に応じて、少しずつ相手の目線に立てるような言葉がけをすると、さらに広がりがでるな。。。と感じた次第です。
この経験から、上記の言葉をいただいてありがたいと感じました。
私はミッケルアート キッズ版を通じて、子どものより良い成長に貢献したいと心から願っております。皆様のような現場の皆様の視点が反映すれば、多くの子どもたちにとって、楽しみながら、自分の考えを深め、友達の考えも大切にする子に育つ一助になるのではと考えております。
お忙しい中恐れ入りますが、引き続き忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
静岡大学発ベンチャー企業
株式会社スプレーアートイグジン
代表取締役 橋口論
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