こんにちは!ミッケルアート編集部のミッシーです!
今回紹介するのは、社会福祉法人 救世軍社会事業団 ブース記念 老人保健施設グレイス様でのミッケルアート導入事例です。
利用者のU様は表情が乏しく、ほとんどの場合職員から話しかけて話題を提供するか、その時U様が気になっている事柄があるかのどちらかでしか話をされませんでした。見当識障害からか時系列の混乱も見られ、日課を忘れるため都度の声かけも必要でした。
ミッケルアートを導入すると、「私が最も苦手なのがおしゃべりなんです」と最初は参加をためらっておられました。ですが職員の一押しによって参加すると、それなりに楽しそうな様子が見られました。普段は自分から雑談を始めることはないU様ですが、話す場面を提供することによって楽しそうにおしゃべりをされることもわかりました。
二か月、三か月と続けていくと、会話が良い刺激となったのか、ミッケルアートの絵に描かれたものと自身の少し前に経験した出来事との間に関連づけができ、思い出して話をすることができました。一見全く関係ないと思われるものでも、思い出を想起させるヒントになるようで、思い出の中から特に珍しい・面白い話を職員向けに意図して選択している節も見られました。また、参加者の顔と名前が一致してくると、「〇〇さんはどうなんですか?」と他者へ質問を投げかけるなど、積極的に交流するようにもなりました。見当識障害についても、曜日の見当識が正しい時が多くなっていきました。
腰の痛みから進んで参加をしなかったレクリエーションにも、徐々に参加できるようになりました。自分のことを自分でやろうとしたり、問題解決のために考えて行動したりする様子も見られます。脳トレプリントについても、「簡単すぎてすぐ終わっちゃう。もっと複雑な問題がいい」との要望があり、意欲が出てきた様子です。DBDスケールも、4ヶ月間で9→3と大幅に改善が見られました。
他者との交流が乏しく周囲への関心も低かった利用者様が、他者と関わりを増やし、自立心や意欲を取り戻すことができた事例をお話しいたしました♪
🌸社会福祉法人 救世軍社会事業団 ブース記念 老人保健施設グレイス様のホームページはこちらになります。ぜひご覧ください。
東京都杉並区和田1-40-15
■ミッケルアート 思い出をふり返ることは、 脳が活性化し、認知症予防に繋がります。 ミッケルアートは、 思い出話をきっかけにした認知症予防として多くの介護施設様で活用されています。 ■ミッケルアートキッズ版 ミッケルアートキッズは、「子ども自ら考える力を育むこと」を目指したアートです。 多くの保育園様で活用されており、子どもの可能性を広げるきっかけになることを願っています。
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