こんにちは!ミッケルアート編集部のミッシーです!
今回は、社会福祉法人梓友会 小規模多機能型居宅介護みくらの里の所長様からいただいたお便りをご紹介いたします。
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慢性的な人手不足を理由に、当施設でも「できない」「時間がない」と一時期、活動の回数が減ってしまったこともありました。
スタッフが自分の業務を優先するがためにご利用者様に目を向けず、結果、外に出てしまう(無断外出)が続き、出入り口にセンサーをつけようと試みました。
やはり、機械に頼ったところで見守りができない私達はセンサーがなっても「誰かが行くだろう」「私は今、〇〇をやるんだから」と、無駄に鳴り響くだけのセンサーは全くの無意味・・・。
そこで話し合って決めた対策が、「人となりを知ること」「ちょこちょこと本人の好む会話をすること」でした。
じっくりと時間をかけて話をすることは、業務に追われている中できないかもしれませんが、
顔を合わせた時、通り過ぎた時、外に出ようとしたとき、ちょっとした瞬間でも共通の話題を見つけておくと意識をそむけることができることに気づき、以降は一切外に出てしまうことも、暴力的になることもなくなり、「〇時に帰るんだっけね」「送ってくれるんだっけね」「運動するんだったっけ?」とご本人もいることを納得されるようになりました。
人なんですよね。
人と人の会話が一番安心できて、信用できるのでしょうね。
そんな苦手意識を払拭するために、ミッケルアート!!最高のツールです。
なんか、安っぽい通販番組みたいな言い方になってしまいましたが・・・(笑)
でも、話すのが苦手な職員も「その人」を知ることで一言一言、本人の望む声掛けができるなんて本当に素晴らしいですよね。
「知ること」「探ること」「話すこと」が大事。人と人の会話が大事。
本当にそう感じています。
当事業所では、帰宅願望の強い方や施設外に出て行ってしまわれようとする方、夜間せん妄の強い方を中心に現在、対応させていただいております。
ミッケルアートの活動を通して、スタッフが対応が難しいと苦手意識を持ち、かかわりを避けてしまっていたご利用者様の人となり、生活歴、共通話題を知る活動を行うことで、大きな変化が見られてきております。
・スタッフがそういうご利用者を避けなくなった
・そのご利用者様との会話が増えた
・同じ話しかされなかった方から、より具体的な話を伺えるようになった
・穏やかなられ、暴力をふるうことがなくなった
・外に出てしまうことがなくなった
・施設を居場所として理解されるようになった
など、本当にいろいろな変化と発見を感じております。
何よりもスタッフが変わりました。
正直、ひと手間と感じていたスタッフも多かったと思いますが、話が続かなくなったり、落ちつかない様子が見られるようになるとすぐにミッケルアートをもっていき話をする光景が日常となりました。
興味を持ってもらえなかったり、理解されないご利用者様にも
「これ、なんの鳥だろうね」「鳩だらじゃ。(実際はにわとりですが・・・)」
「SL乗ったことある?」「大学に出るときにガッタンコガッタンコと夜汽車にのっていったよ。(SLではない電車ですが・・・)」
とうの話の聞きだしや、話す側も話が膨らんできているように感じます。
実際の一連の流れとして行えないことも多いですが、そのような使い方でも大きな効果を感じられるミッケルアート。
今年度の当施設の取組として、認知症カフェを地域包括支援センターと行いました。
当日ご利用されているご利用者様も一緒に参加していますが、そこでミッケルアート行わせていただきました。認知症の我がご利用者様たち、地域の方に負けず劣らず目を輝かせ、「あ、ここにネコ!」「紙飛行機飛んでるね」とたくさんミッケしました。
本当にありがとうございます。
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(ブログ掲載許可済み)
ミッケルアートの活用によってご利用者様の会話が広がったり、スタッフさんにも変化がみられたという事例をお話しいたしました♪
🌸社会福祉法人梓友会 小規模多機能型居宅介護みくらの里様のホームページはこちらになります。ぜひご覧ください。
静岡県下田市吉佐美1086
■ミッケルアート 思い出をふり返ることは、 脳が活性化し、認知症予防に繋がります。 ミッケルアートは、 思い出話をきっかけにした認知症予防として多くの介護施設様で活用されています。 ■ミッケルアートキッズ版 ミッケルアートキッズは、「子ども自ら考える力を育むこと」を目指したアートです。 多くの保育園様で活用されており、子どもの可能性を広げるきっかけになることを願っています。
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