今回は、静岡県にある社会福祉法人八生会様の人財育成の取り組みをご紹介いたします。
社会福祉法人八生会様は、他施設からの施設見学が多いことで知られています。
目次
1.八生会様の目指す人財育成のビジョン
2.八生会様のOJTの考え方と課題
3. 「新人OJTリーダーひとかじり研修」の導入後の変化
4. 「新人OJTリーダーひとかじり研修」に対する法人様のご感想
1.八生会様の目指す人財育成のビジョン
私たちは職員一人ひとりの想いに寄り添った人財育成を大切にしています。職員の個性を伸ばすことで、一人ひとりが輝くからです。
そのために1~2年目で利用者様の想いに寄り添う姿勢、3~5年目で新人職員の気持ちに寄り添う新人育成を学び、6年目以上はチームを束ねるリーダーに育ってほしいと考えています。これからも「個別ケア」を大切にして、職員の成長を支えていきたいと思います。
2.八生会様のOJTの考え方と課題
当法人では、「利用者様の想いを汲み取る力」を大切にしています。職員一人ひとりが利用者様と向き合い、生活スタイルに合わせたケア技術を介護未経験者でも学べるよう体制を整えています。
OJTを行うことで、教える側と教えられる側がお互いに課題に気づき、共に解決するプロセスを通してお互いが学び合い、信頼関係が深まると考えられています。
研修では、利用者様主体の「個別ケア」をベースに「利用者様の想いを汲み取る力」を高める育成を行っています。かつては、施設の効率を優先した集団ケアを行っていましたが「このままでいいのか?」と法人内で議論した末、利用者様主体の個別ケアにシフトしました。
3.導入前の課題:「新人OJTリーダーの教育スキルにバラつきがある」
新人職員は、介護への想いはあっても実際に利用者様への接し方、会話の広げ方に戸惑う人もいます。
新人OJTリーダーが介護技術を教えるだけだと、新人職員は利用者様の気持ちに寄り添うケアを学べません。新人職員は利用者様との関わり方を、新人OJTリーダーは個別ケア視点での新人職員の導き方を学ぶ必要があります。
4.「新人OJTリーダーひとかじり研修」導入後の変化
当法人では、新人職員は「人気者研修」を10名、新人OJTリーダーは「新人OJTリーダーひとかじり研修」を10名受講しました。
新人職員は、研修を通して会話の広げ方などが身につき、個別ケアの意識が高まったと感じます。受講者の修了レポートでも「ケアの合間に利用者様とお話できたことがとても嬉しかった。ケアの中でも会話を大切にしていきたい。」という感想が見られました。
5.「新人OJTリーダーひとかじり研修」に対する法人様のご感想
法人本部 キャリア開発課様から、研修に対する感想をいただきました。
「新人OJTリーダーは、チーム全員で新人職員を育てていくという内容だったので、研修中から受講者同士が相談し合う場面が見られました。横のつながりを作りながら育成できて良かったと感じます。また、研修テキストの「新人OJTリーダー共通認識シート」を受講者同士で作成したことで、自分たちで考える機会になり、自信に繋がったようです。
コロナ禍でしたが全ての受講者が無事に修了でき、受講者同士で喜ぶ姿を見ることができて良かったです。
私たちは職員一人ひとりの想いに寄り添った人財育成を大切にしています。職員の個性を伸ばすことで、一人ひとりが輝くからです。
そのために1~2年目で利用者様の想いに寄り添う姿勢、3~5年目で新人職員の気持ちに寄り添う新人育成を学び、6年目以上はチームを束ねるリーダーに育ってほしいと考えています。これからも「個別ケア」を大切にして、職員の成長を支えていきたいと思います。」(法人本部 キャリア開発課様)
社会福祉法人八生会様の事例をご紹介しました。
八生会様にご興味のある方はこちらのホームページをご覧ください。
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