以下は、ミッケルアート開発メンバーと話し合っていた際の議論です。
福祉系で働く皆様の「気づき」に繋がれば幸いです。
このメンバーは、中学校教諭一種免許、中学の教員免許、高校教諭一種免許、特別支援学校教諭、その他の資格として、「児童発達支援士」「発達障害コミュニケーションサポーター」「SSTスペシャリスト」などを取得しています。
【目次】
課題
原因
解決策
期待できる効果
他の教材との比較
1. 課題
相手の気持ちを理解することが難しい子への指導・支援
2.原因
ASD(自閉症スペクトラム)を持つ子は表情の理解が難しく、相手の気持ちを考えることに困難さを持っている。また、自分自身の感情表現などにも困難さを持っている子もいる。
3.解決策
ミッケルアートキッズ版「人間関係~気持ち~」
【ミッケルアートキッズ版の具体的な活用方法】
使い方(1)
手順1 児童・生徒に気持ちのアートを見せながら「今どんな気持ち?」と問う。
手順2 選んだアートを持ってもらい、なぜその気持ちなのか答えてもらう。
これを続けることで自分の気持ちの理解につながる。
使い方(2)
手順1 「怪我をして泣いている子」のアートを見せ、これを見てどう思うか問う。
手順2 「泣いている。」とだけ答えた子に対してどうして泣いているのかを問う。
相手の気持ちを考えられるよういろんな視点を知るきっかけとする。
使い方(3)
手順1 「困っている子」のアートを見せ、これを見てどう思うか問う。
手順2 その後、もし困っている子がいたらどうしたらよいか問い、「困っている子 話しかけている子」のアートを見せて、困っている子がいたら助けてあげようと伝える。
このようにどうしたらよいかという行動を視覚的に伝えることができる。
4.期待できる効果
ネットや本から探し出すという手間を省くことができる。
ミッケルアートキッズ版(リアルなアート)だからこそリアルに考えることができ、視覚から相手の気持ちを考えたり、自分の気持ちを整理するなどのコミュニケーション能力の向上につながる。
5.他の教材との比較
(1)ミッケルアートキッズ版
・メリット
リアルなアートだからこそリアルに考えることができ、コミュニケーション能力の向上にもつながる。
・デメリット
パターンがない場合、他で準備しなければならない可能性がある。
(2)SSTの本(印刷可能なもの)
・メリット
ネットだと好きなものを好きなだけ選び印刷ができる。
・デメリット
画像を探し、印刷する手間がある。さらに不要な部分は切り取るという作業も伴う。
日々私たちはこのような議論を通じて、社会課題に目を向け、課題解決に導くためのアートの開発を目指しています。
皆様の気づきに繋がれば幸いです。
記事を読んでいただきありがとうございます。
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