以下は、ミッケルアート開発メンバーとの議論の要約です。
福祉分野で活躍されている方々にとって、新たな発見や示唆に繋がれば幸いです。
※このメンバーは、中学校教諭一種免許、中学の教員免許、高校教諭一種免許、特別支援学校教諭、児童発達支援士、発達障害コミュニケーションサポーター、SSTスペシャリストを取得しています。
【目次】
課題
原因
解決策「ミッケルアートキッズ版」
期待できる効果
他の教材との比較
1. 課題「児童発達支援におけるアートの活用」
コミュニケーション能力の向上を促す手段の不足
2.アートを活用した子どもの反応や変化
発達障害を抱える子供たちが集団での活動や言葉でのコミュニケーションに苦労することがある。聞き取る力、話す力を身に付ける必要がある。
3. 解決策「ミッケルアートキッズ版 ~動物~」
【ミッケルアートキッズ版の具体的な活用方法】
・使い方(1)知識の増加
アートを通じて動物に関する知識を伝える。
・使い方(2)質問理解の促進
特定の動物のアートを見せて、簡単な質問に答えさせることで、質問の意味を理解し、言葉での表現力を向上させる。
例えば、パンダのアートを見せて「これは何の動物?」→「パンダ」
「何色?」→「白」「黒」「何してる?」→「ご飯食べてる」
という簡単な質問に答える。
質問の意味を理解し、発する力を身に付ける。
・使い方(3)分類理解の促進
海洋生物と陸上生物を見分ける活動を通じて、判断力や分類能力を養う。
例えば、海の生き物「ウミガメ」、「ハシキンメ」と陸の生き物「カンガルー」、「ゾウの親子」を見せ、海の生き物と陸の生き物を分けさせる。
※シンプルなアートでは難しい子に「イシダイ」、「イルカ」、「牛 」、「ハリネズミ」のように背景をつけたり工夫をする。質問の意味を理解し、判断する力を身に付ける。
※グループに分かれて行ってもよい。
4. 期待できる効果
ミッケルアートキッズ版は多彩な種類が揃っており、教材の検索や選定にかかる手間を軽減できる。
また、子どもたちの興味や関心に合わせた教材選定が可能であり、教材作成や支援計画の改善に繋がる。
5. 他の教材との比較
(1)ミッケルアートキッズ版
・メリット
生態情報が描かれており、理解を深めることができる。また、質問や分類の活動にも適している。
・デメリット
多くのアートを使用する場合、情報の過多や混乱を招く可能性がある。また、レンタル制度のため、利用できるアートの数に限りがある。
(2)自作カード
・メリット
ネットから自由に画像を選択できる。
・デメリット
画像を探し、印刷する手間がある。さらに不要な部分は切り取るという作業も伴う。
【経営的なメリット】
自作のカード作成にかかる時間の削減により、人件費の節約が期待される。例えば、クラス担任3名の場合、年間で129,200円の節約効果が見込まれる。
日々私たちはこのような議論を通じて、現場の課題に目を向け、課題解決に導くためのアートの開発を目指しています。
皆様の気づきに繋がれば幸いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございます。
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