今回は、愛知県にある社会福祉法人せんねん村様の人財育成の取り組みをご紹介いたします。
社会福祉法人せんねん村様は、他施設からの施設見学が多いことで知られています。
目次
1.せんねん村様の目指す人財育成のビジョン
2.せんねん村様のOJTの考え方と課題
3. 「新人OJTリーダーひとかじり研修」の導入後の変化
4. 「新人OJTリーダーひとかじり研修」に対する法人様のご感想
1.せんねん村様の目指す人財育成のビジョン
OJTで職員の人材育成に取り組んでいます。
なぜなら、人は学ぶだけではなく、誰かに伝えることで初めて自分自身の学びになっていくと考えられているからです。
これからは外国人職員・介護未経験者・中途採用者の増加が予想されます。新人OJTリーダー職とリーダー職の育成に、より一層力を入れていく方針です。
2. せんねん村様のOJTの考え方と課題
せんねん村様は、職員の育成をOJTで行う際、まずチームで育成することを説明しています。そのため、OJT担当の職員が休みの日には、他の職員が指導できる体制を整えています。
OJTを行うことで、教える側と教えられる側がお互いに課題に気づき、共に解決するプロセスを通してお互いが学び合い、信頼関係が深まると考えられています。
しかし、せんねん村様には2つの課題がありました。
3.導入前の課題:「経験年数3~5年目の新人OJTリーダーの教育スキルにバラつきがある」
新人OJTリーダーの育成は各部署長が行っていますが、教育スキルにバラつきがあるため、新人職員の成長に影響が見られました。
具体的には、教える内容が統一されていなかったため、「先輩によって、言うことが違う」と感じた新人職員が混乱することがあったそうです。
4.「新人OJTリーダーひとかじり研修」導入後の変化
14名の職員が「新人OJTリーダーひとかじり研修」を受講しました。
その結果、新人職員に教える内容が統一され、OJTをより具体的に行うことができるようになりました。
この研修では、受講者全員で新人職員に教える内容を話し合う時間が設けられており、新人OJTリーダーの教育スキルも均一化できました。
5.「新人OJTリーダーひとかじり研修」に対する法人様のご感想
せんねん村様の法人本部長様から、研修に対する感想をいただきました。
「この研修のテキストには、お互いが学び合うプロセスが具体的に書かれているので、非常に実践的な研修だと思います。また、研修内容はテーマごとに整理され、その内容に応じた映像がついているので、職員がわかりやすく学ぶことができました。
『新人職員成長確認シート』『OJTリーダー成長確認シート』で、新人OJTリーダーと新人職員の成長している過程を、育成チームのメンバー全員で共有することができるようになっていることも良かったです。当法人の育成方針と同じ価値観で考えられている研修でした。」(法人本部長様)
社会福祉法人せんねん村様の事例をご紹介しました。
せんねん村様にご興味のある方はこちらのホームページをご覧ください。
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