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人財不足の解決を目指して〜あすなろ郷 浦和様の取り組み〜



介護業界では、人手不足が深刻な問題となっています。


埼玉県さいたま市にある「あすなろ郷 浦和」様は、介護職員の育成に力を入れている施設の一つです。特に中堅職員の育成に力を入れ、個性や魅力を引き出しながら成長を促す教育を行っています。

今回は、「あすなろの郷 浦和」様の人材育成の取り組みについてインタビューを行いました。


あすなろの郷 浦和様の紹介


「あすなろの郷 浦和」様は、個室を完備したユニット型老人ホームです。

施設は自然豊かな場所にあり、建物の隣には見沼代用水が流れ、春には美しい桜の回廊と見沼田んぼの田園風景を楽しめます。


「ご家族様や知人に紹介したい施設づくり」をテーマに、心のつながりを大切にした介護施設を目指しています。


教わる側の気持ちを考えられる職員を目指して

「あすなろの郷 浦和」様の職員様は中途採用が多く、現場経験が豊富な方を多く採用してきました。


そのため施設内ではリーダー職を担う職員が多く、彼らの教育スキルを伸ばすことで、施設全体のレベルアップを図ったそうです。


「あすなろの郷 浦和」様の施設長様にお話をうかがいました。


施設長様:

たとえば仕事の内容を教える際、『いきなり最初から仕事内容を説明する人』と新人職員の緊張を和らげるために『雑談をしてから説明する人』がいます。


当施設としては、後者の人材育成を目指していますが、中堅職員全員が教育スキルを高めることが重要だと思いました。


インタビュアー:

当時どのような課題がありましたか?


施設長様:

そうですね。具体的には、職員の教育スキルのばらつきという課題があり、早急に解決する必要があると考えていました。


利用者様との関わりをより楽しめるように


「あすなろの郷 浦和」様は、ミッケル研修により、職員の成長を促す取り組みをしています。どのように受講されたのか様子を尋ねました。


インタビュアー:

「あすなろの郷 浦和」様では、何名の方が研修を受講されましたか。


施設長様:

当施設では、合計26名の職員が受講しました。

『人気者研修』が20名、『新人OJTリーダーひとかじり研修』が6名です。

インタビュアー:

『人気者研修』を受講された職員様の変化はいかがでしたか。


施設長様:

『人気者研修』を受講した職員は、利用者様との関わりをより楽しめるようになりました。


コロナ禍でご家族様との面会が制限されており、職員自身も感謝される機会が少なくなっていました。そのような中、利用者様と関わり合う時間が持てたことで、「介護職としての原点に立ちかえることができた」との声がありました。


インタビュアー:

利用者様との会話を楽しむのは大切なことですね。


施設長様:

そうですね。ほかにも、『新人OJTリーダーひとかじり研修を受講した職員は、新人OJTリーダーとしての役割を具体的にイメージできたようです。


研修テキストや映像を通して役割が見える化されているので、「わかりやすい」「気づきがあった」との意見が出ていました。

インタビュアー:

どのような部分が特にわかりやすいと感じましたか。


施設長様:

職員の中で好評だったのは、新人職員に仕事を教える際の注意点です。


新人職員には、「食事介助」「おむつ交換」などの技術を教える前に、利用者様の人柄や生活習慣、大切にしていることを教えなければいけません。


利用者様との向き合い方や大切にしていることを具体的に示している点で、実際の業務にも落とし込みやすいと思いました。


インタビュアー:

研修の効果はいかがですか。


施設長様:

研修を受講した職員は、普段の研修とは違った表情をしていました。

その表情の変化の違いだけでも研修の効果はあったと思います。



利用者様の気持ちを考えたケアを目指す


「あすなろの郷 浦和」様の職員育成のポイントとして、食事介助やおむつ交換などの介護技術は後に教えることがあります。


施設長様:

食事介助やおむつ交換などの技術を先に教えてしまうと、新人職員は、業務だけをこなすようになる傾向があります。


また、当施設が本来目指すべき、「利用者様の気持ちを考えたケア」からも遠ざかるだろうと思います。


職員一人ひとりがチームの仲間


「あすなろの郷 浦和」様は、職員一人ひとりをチームの仲間と捉え、人材育成に力を入れていることが分かります。


施設長様:

当法人は、利用者様が安心して生活を送ることができるよう、スタッフ一人ひとりが真摯に向き合うことを大切にしています。


そのため、スタッフの働きやすい環境づくりや、スキルアップのための研修制度の整備など、職員の福利厚生にも力を入れています。

また、既存の職員が新しい職員を紹介してくれることもあり助かっています。

人財確保、人財育成にはさまざまな課題はありますが、職員一人ひとりがチームの仲間ですので、協力し合っていきたいと思います。


高齢化社会の中で、ますます需要が高まる介護業界において、人手不足は深刻な問題となっています。職員一人ひとりが長期にわたり安心して働ける環境を整備することで、定着率の向上や職場の雰囲気の向上につながるでしょう。



今回は、「あすなろの郷 浦和」様の中堅職員様の人材育成事例を紹介しました。


※ 別ウインドウで公式ホームページが開きます。



\もっと詳しく知りたい方はこちら/













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