このシリーズでは、ミッケルアート認定研修を受講された介護スタッフ様の取組みやご利用者様の改善事例をご紹介致します♪
認定研修では、事業所様に3名のご利用者様に対して、周辺症状の変化を約4か月間記録して頂いています。
※ DBD13スケールとは周辺症状を 数値評価した認知症の評価方法です。
☘今回は、デイサービス(定員19名以上)の事例です。
Q1 コミュニケーションはどのように変化しましたか?
▼ミッケルアートを実施する前は、
明るい性格で、前向きである。レクリエーションにも積極的に参加され、機会があるとご家族のお話、お仕事(美容師)の話などよく話される。
▼ミッケルアートの実施期間中、
よくお話されていた。お話好きでよく話されるが、ミッケルアートを一緒に参加しているご利用者様が自身の話を聞いて欲しい方で、途中からはその方に気を使って、話をすることを控えていた様子も見える。
▼ミッケルアートの実施期間中、実施していない日は、
同席の他ご利用者様と明るくよく話されている。午前中は色塗りをしている事が多く、自身で塗り方などを工夫にきれいに塗っている。時には、他ご利用者様にここはこの色で塗ったらどうかしらなどアドバイスもしている。
Q2 趣味趣向についてどのようなことがわかりましたか?
やりたいことは、色塗りがお好きである。以前は、ご自宅のお庭でバラなどお花をたくさん育てていたが、今は娘様たちからも止められ、あまり出来ないと話すが、お花・絵画・洋服などいろいろな事に興味を持ち、前向きである。
Q3 ミッケルアート実施の際に心がけていることや、されている工夫を教えてください
お話好きな方であり、よく話されるが、途中からミッケルアートに参加されている他ご利用者様が自身が話しを多くしたい様子である事に少し気づかれ、その方に遠慮していた様子。
個別に対応出来ればと考えたが、時間に余裕がなくあまりできなかったことが悔やまれる。体調がよくない(目眩など)日があり、デイサービスを欠席される事もあった。
Q4 周辺症状はどのように変化しましたか?
以前は、思い出した事をポツポツと途切れ途切れで話されていた様子だが、時間を追って聞き手にもわかりやすく話されるようになった。
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思い出をふり返ることは、 脳が活性化し、認知症予防に繋がることが期待されます。
ミッケルアートは、 思い出話をきっかけにした認知症予防を目指しています。
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