ミッケルアートでは、「実践事例集」の作成に取り組んでいます。導入事業所様の活用方法や実際に現場で困っていることをヒアリングして、事例集として共有することで、事業所間の壁を超えてより良いケアに目指す仲間づくりを大切にしています。
今回は、徳島県のデイサービス然様よりFAXをいただきました。
★FAXの内容
Q1 ミッケルアートをどのように活用されていますか?
・実施日 : 月曜~土曜の毎日
・時間帯 : 13:45~ 14:45
昼食後の全体体操後、お茶休憩をはさんでからミッケルアートが始まります。
・曜日 :月曜日~土曜日で実施しています。
ミッケルアートの表と裏をあらかじめカレンダーに書いています。
・人員配置: 3人です。
・進め方 : リーダーが1人とサブ2人
リーダーの役割は全体の進行です。
サブは、発語の少ない利用者様や、難聴の利用者様や、コミュニケーションが取りにくい利用者様の隣でその利用者様の声と笑顔を引き出していきます。
然では板書スタイルを取り入れており、利用者様の言葉をリーダーが書き止めます。その文字を見ることで笑顔にもなります。
Q2 ミッケルアートを行う際には、どのようなことに注意されていますか?
A. 週に何度かご利用いただいている利用者様は「それ前に見た」と言われることがあります。 その時はリーダーが、そのイラストに共通している話題などを話すことでまた違った雰囲気に なります。
Q3 ミッケルアートを行った際に起きた嬉しいことなど、エピソードはありますか?
・嬉しいこと
利用者さんと共感が持て一体感を感じられることが一番嬉しいです。
・困った事
お昼ごろからソワソワする利用者様がいて、ミッケルの絵を渡すと その絵を丸めたりすることがよくありましたが、職員が一緒に座ると 落ち着かれてミッケルに参加されることもあります。
「昔の事を思い出したくない」とおっしゃられる利用者様もいます。 その方にはサブが隣につき、気持ちが落ち着くようしっかり話を聞くようにします。うまく協力し、それぞれの利用者様の話をうまくまとめています。
Q4 ミッケルアートをうまく使いこなすコツはなんですか?
例)人材育成、認知症予防、事業所のPRなど、どの内容でも可
A. たくさんある絵の中から一つ(給食について・旅行先など)キーワードを見つけ進めていくと、話がバラバラにならずにまとまりのあるミッケルができます。 普段あまり話をしない利用者様と会話が出来るツールとしてコミュニケ―ションが図れています。
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貴重なご感想をありがとうございます。
デイサービス然様とは、2016年に代表の方からお問い合わせのお電話いただいたことがきっかけでした。その時、私は出張のため埼玉県大宮市の駅前に着いたところで、着信を受けたのを覚えています。貴重なご縁に感謝いたします。
<事業所様のご紹介>
デイサービス然様は、徳島市に2017年2月に開設した認知症対応型デイサービスです。「KUMON式の学習療法」や「ミッケルアート回想療法」を活用し、認知症予防に特化したプログラムを提供します。ほかにも最新のアプリを使った脳のトレーニングや自分誌作成ができるタブレット、「できた!」瞬間の喜びをみんなで共有できる川畑式トレーニングを取り入れています。機能訓練は、屋内平行棒やステップ台を使用したコグニサイズを中心に行っています。また、不整地歩行訓練ができるよう屋外にも平行棒を設置しています。認知症予防療法プログラムに特化したデイサービスです。(文章/デイサービス然様HPより)
☘ご興味のある方は見学されてはいかがでしょうか?
株式会社quattro デイサービス然様
〒770-0863 徳島市安宅2丁目6-9
TEL 088-618-3464
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