弊社(株式会社スプレーアートイグジン)は、主に介護医療業界向けのアート制作を行っておりますが、このたび幼児教材のアートを手掛けることとなりました。その開発の進捗を記載いたします。
ミッケルアートキッズ版の開発
~アンケート及び保育園経営者へのヒアリングを通じてわかった保育現場のニーズと課題~
1 ミッケルアート キッズ版とは
子どもに意識させたい「安全・健康・ルール・マナー」が描かれた教材である。
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2 開発アンケートとは
本アンケートでは、保育者から「保育者として子どもに理解させることが難しいことは何か」を伺い、アート制作の参考している。
3 開発アンケートの現状
3−1 アンケート数
現在11園、72名の保育者様よりアンケート収集した。
3−2 アンケートから見えた保育者のニーズと課題
・経験の浅い保育者からは、ルールやマナーをどのように教えれば良いのか悩んでいるという声が多く聞かれた。
・経験の豊富な保育者からは、気になる子の対応について悩んでいるという声が聞かれた。
4 保育園経営者へのヒアリング
保育園を経営する8法人にヒアリング結果から、キッズ版に共感する、共感しない経営者の違いを考える。
4−1 共感する方
・キッズ版のコンセプトを説明した際に、「今までにありそうでなかった」と直感的に共感される。
・2代目の経営者、園長、または民間の保育事業部が多い。
・今後の保育は、園長属人的な経験をもとにしたものではなく、根拠のある教材等を活用したいと考えている。
・保育者が内部研修で活用することで、保育者間のルールの共通認識ができると考える。
・子どもだけなく、保育者にも「考えさせる力」をつけたいと考えている。
※これは従来の保育を否定するという考えではない。これまで以上の保育を目指すという考えのもとである。
・少子化に向けて、選ばれる園になるには「保育の見える化」必要があると考えている。
4−2 共感しない方
・キッズ版のコンセプトを説明し際に、直感的に共感されないことが多い。
・経営者は創業者、または保育歴が長い経営者層が多い。
・キッズ版説明後に、「気になる子」対応に活用したいという意見が多い。
・「教材を使わなくても、すでに子どもは理解している」「すでに園のルールを決めている」「教材は使いたくない」という意見がある。
☘ 実際にミッケルアート キッズ版のデモ版を1ヶ月使用した保育者の声はこちら
以上、続きは近日中に追記致します。
新しい取り組みには、賛否それぞれのご意見を聞かせていただき、私自身がその本質を理解し、それを踏まえた開発が大切だと考えております。率直なご意見をくださった園関係者様に改めて感謝申し上げます。
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